焼きいもの詩
焼きいもの詩

このページの壁紙はNOM’S FOOD ilustedさんからお借りしました


フランの友人達の家に寄って、やっと研究所に戻ると、店が休みだった、張大人とグレートのみならず、なぜか、ジェットも来ていた。おまけに、コズミ博士もギルモア博士を訪ねて来ていたりして、時ならぬ焼きいもパーティーになってしまった。

どうして、こんなに大量の焼きいもを持って帰ることになったか、その経緯を話していた時、
ジェットときたら、よせばいいのに、フランに
「お前みたいのを、日本語でなんていうのか知ってるか?
”イモねえちゃん”って言うんだぜ!だから、焼きいものポスターになんて、ピッタリだと思うぜーー!」
そう言って、彼女に手近にあったクッションを投げつけられた。

ジェットよりもフランの方が長く日本にいるんだから、そんな言葉知らない訳がないんだけどな・・・。
いくら、ジェットがスラングが得意だとしても、さ。
そして・・・
恐れていたとおり、焼きいもパーティーはそっちのけで、姉弟ゲンカが始まってしまった。
もっとも、みんな、この二人の口ゲンカには慣れきっているので、そ知らぬ顔をして、焼きいもを食べ続けていたけどさ・・・。ああ、「みんな」の中には、もちろん、ボクも入っているんだけどね。




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                                          2003/11/22